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MICHIKO
HIRATA
ひらた みちこ
平田 倫子
「TISTOU株式会社」代表取締役社長
Q1.あなたの「My favorite Henry Dean」は?
Q2.今回の活け込みのポイントは?
今のシーズンに綺麗な花をと思って、クレマチスを選びました。自宅のキャビネット上と同じように、季節を伝えてくれる花を、気負わずさらっと飾っています。
Flacon S(フラスコ)
日常のなかで、どんなときも欠かさずに花を入れているのがこのフラワーベース。自宅リビングのキャビネット上が定位置で、アートやキャンドルと一緒にディスプレイしています。一緒にアクセサリートレイも置いているから、帰宅するとアクセサリーを外すために必ず立ち寄る場所なんです。好きなHenry Deanはたくさんあるけれど、一番使っているという意味で選びました。
これ、Henry Deanのデザイナー、ヴァネッサの最初の作品なんですよね。アートピースコレクションのもので、数が限定されていて価格帯も上がるのでなかなか買えないのですが、どうしても欲しかった。サイズが大小二種類あって、両方持っていますがこれは小さい方です。家具やアートなど自分の持ち物と合わせたときに、色合いもサイズ感も一番しっくりくるフラワーベースで、10年以上前からずっと気に入って使っています。
Q3.Henry Deanの一番の魅力は?
Henry Dean代表のジムと、妻でデザイナーのヴァネッサ。二人の存在そのものが、何よりもの魅力です。
彼らのものづくりには、熱い魂が込められているんです。ガラスでフラワーベースを生み出すことを心から愛しているし、職人一人ひとりの想いや生き方そのものを尊重しています。活けやすさを追求した寛容なデザインには、使い方を決めるのは自分たちではないという使い手への愛情が込められているんです。Henry Deanに関わるすべての人を大切にしていて、それが伝わるからこそ、Henry Deanを愛する人が集まるのだと思います。
PROFILE
恵泉女学園 園芸学部卒。卒業後、渡欧。ドイツ・ベルギーのフラワーアーティストのもとでアシスタントを務める。帰国後にTISTOU株式会社を設立。ヨーロッパのデザインブランド7社の日本総代理店を務める傍ら、インテリア雑誌のスタイリングや海外コーディネート、ホテルやオフィスのグリーンコーディネートを手掛ける。2024年長年にわたりベルギーの文化とデザインの日本への普及と経済関係の促進に貢献したことが認められ、 ベルギー王国大使から王冠勲章シュヴァリエ章を授与。
Instagram:@tistoutokyo
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