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HISASHI
EBARA
えばら ひさし
江原 久司
「青山フラワーマーケット」ブランドクリエイター
Q1.あなたの「My favorite Henry Dean」は?
Sablon L(サボロン L)ブラック
Henry Deanの魅力の一つは、色彩豊かなバリエーション。だけど僕はシックなものが好きなんですよね。今回は梅雨に近づく日本の”湿度”を表現したかったので、ダークカラーの「Sablon」を選びました。口が広く、花をたっぷりと活けても負けない存在感と重厚感に惹かれたためです。
実はこのフラワーベースに活けるのは今日が初めてだったのですが、思った以上に使いやすく、スムーズにイメージをかたちにできました。
Q2.今回の活け込みのポイントは?
フラワーベースは重みのある黒と決めていたので、花は軽やかなものを中心に、ポイントとして少しの鬱蒼さを求め、最終的には地元の道の駅で選ぶこととなりました。紫のラークスパーやネペンテス、アジアンタムなどを合わせ、全体をしっとりとした雰囲気にまとめました。
Q3.Henry Deanの一番の魅力は?
色もデザインも豊富で、サイズのバリーエーションもたくさんある。花をたっぷり活けるときに使いやすいものもあれば、1、2輪をぱっと飾るのに良いものも多いんです。家では洗面カウンターやトイレにちょっと置いたり、弱ってきた花の頭部だけを切って飾ったりもしますが、そんなときにも使いやすいですね。あとは、リサイクルガラスを使っているから環境にも優しい。
魅力を上げればキリがないのですが、一番は主張が強いようで、実は花を最大限に生かす器であることかな。どんな花にもしっとりとした趣を添えてくれるように思います。
PROFILE
青山学院大学経営学部卒業後、2002年に「青山フラワーマーケット」などを運営する株式会社パーク・コーポレーションに入社。都内の同店舗で店長を経験し、現在はブランドクリエイターを務める。ブーケやアレンジメントなどの商品開発を担当する傍ら、花屋の新しい在り方やスタイルについても日々模索しながら、商品開発や企画運営を行う。
Instagram:@putieva
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