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MIHO
OKAMOTO
おかもと みほ
岡本 美穂
フローリスト、「Miho Flowers」主宰
Q1.あなたの「My favorite Henry Dean」は?
Roses in red water(ローズインレッドウォーター)
Henry Deanと2012年に出合ってから大好きになって、さまざまなものを使ってきたけれど、個人的に好きなのはよりアーティスティックで造形美が楽しめるコレクションライン。それをずっと集めていて、このフラワーベースはそのなかの一つです。実は同じ形のものをデザイン違いで5つ持っているんですが、私、好きな色が赤なので、これが一番好きなんです。TISTOU代表の平田さんとパリに行ったときに巡り合った希少なもので、とても大切にしています。
Q2.今回の活け込みのポイントは?
私は普段から、花を活け込むときに色の組み合わせを深く考えることがないんです。洋服の色合わせを悩むことはあっても、植物の場合はない。すべて自然の色だから合わないことはないと思っていて、だから色を軸にまとめることはあまりしません。今の季節、今日この瞬間に自分が出合った花で、綺麗だなと感じたものをいくつか組み合わせてでき上がったかたちです。今回は今がシーズンで一番綺麗なバラやシャクヤクに目が留まりました。
Q3.Henry Deanの一番の魅力は?
一つはビクともしない重さ。きちんと花を活けるために作られているフラワーベースなんだと感じます。花をたっぷりと活けるときはもちろん、数輪の場合もフラワーベースが軽いと倒れるのでやはり重さは大切ですね。
もう一つはガラスの質が良いんでしょう。花を活けたときに、水のなかの茎の見え方がとても綺麗なんですよね。そういう意味で、Henry Deanのクリアなフラワーベースはすごく魅力的だし、仕事ではクリアを頻繁に使っています。特に、脚付なのに安定感抜群の「Rome」が使いやすい。一方でシーズンごとに新しいカラーが出るのもとても楽しみです。それ自体に美しさがあって、だけど花もきちんと美しく見せてくれる素敵なフラワーベースです。
PROFILE
マミフラワーデザインスクールを卒業後、都内の生花店に勤務。一般企業での勤務を経て、再び花の世界に戻る。2012年に渡仏し、ジョルジュ・フランソワ氏の元で学ぶ。帰国後は独立し、東京で活動を再開。「Miho Flowers」を主宰し、2017年に東京・神宮前に現在のアトリエを構える。花や植物が持つ独特の美しさ、個性を引き出す表現を得意とし、フラワーギフトの制作から展示会などの装花、ディスプレイ、雑誌や広告撮影のスタイリングなどを手掛けている。
HP:https://www.mihoflowers.com
Instagram:@mihoflowers
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